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玄米菜食をはじめよう!
2009年11月29日
知人からだいぶ前にもらった本がある。
「医者ができること、してはいけないこと」(小澤博樹 著)
かなりの時間放置していたけど、最近なにげなく読み始めると、すぐに引き込まれ最後まで読み終えた。
著者の小澤氏は、碧南市の開業医の先生で、普通の外科医だったが西洋医学に見切りをつけ、開業医としてはタブーとされる医師会も脱退、自身の健康保険さえも解約し、手術や化学薬品を一切使わず、食生活の歪みを改善し「玄米菜食」による自然治癒力を回復させる療法を実践されている。
小澤氏をそう導いたきっかけの「玄米菜食」とはいったい何だろうか?
それは「マクロビオティック」という横文字で日本国内よりも国外での方が知られていて、
元々は、故桜沢如一氏(さくらざわゆきかず※wiki参照) が世界に広め、彼に師事した久司道夫氏(くしみちお
※wiki参照) らがさらに発展、普及に努めている。wikipediaにある通り、久司氏は、ジョンレノン、マドンナにも食事指導をしている。
昔、ジョンとヨーコは「私たちは、たばこ吸ってるけど絶対ガンでは死なないよ。だってマクロビオティックやってるから…」などと言っていたのを記憶している。
「玄米菜食」の実践者による症例には、西洋医学から見放された末期ガンからの生還例も数多く、驚くべきものであるとともに、一方では、wikipediaによると、桜沢氏は70歳前半で心筋梗塞で死去、久司氏は80歳代前半で末期直腸ガンで現在療養中とある。従ってマクロビオティックは、確実に長生きできるとか、ガンにならないと保証してくれるわけではないことも彼らが証明している。
ただ、細菌や病原菌を敵とみなし、症状に対してのみの対症療法を基本にする西洋医学に対して、病気は運が悪くてなったのではなく、その人の生活様式や乱れた食生活の必然的結果だとする考えと哲学に基づく「玄米菜食」にとても納得できるし、感化されるところが非常に多い。
身体は、食によって作られる。食は、考え方や精神、生き方にまで影響する。
これは間違いなさそうだ。
従ってこの際、適当に好きなものを食べて腹いっぱいになれば良いという安直な考え方は捨てよう。
もっと食のことを真剣に考えよう。そう思った。
「マクロビオティック」では、玄米も野菜も普通に流通しているものは農薬入りなのでダメで「有機栽培」じゃないと食していけない。なので、入手が簡単ではない。普通のスーパーには売ってない。
数少ない有機栽培食品の専門店か、ネットでの購入でしか手に入らないし、値段も高い。
これが普及を妨げている原因でもあるだろうし、厳格に守るなら、肉魚はもちろん乳製品、無精卵(有精卵は良い)、農薬野菜など基本食してはいけないので、スーパーに売ってあるものほとんどがダメということになる。
・・・なるほど。
これでは、いくら良いものでもテレビなどのメディアでは放送できないなと思う。
メディアはスポンサーによって成り立つ。「マクロビオティック」を推奨する番組など放送したら大手食品メーカーのスポンサー、畜産業、漁業などには大打撃となるだろう。これがメディアになかなか出て来れない原因か、と思った次第。
いきなり厳格なマクロビは難しいので、まずはなんちゃってマクロビからはじめよう!ということで、白米から有機栽培の玄米に変更した。なんか良い感じだ。
「マクロビオティック」の著書はたくさん出ています。