マスターRoom
2010年総括
2011年1月11日
地球の自転と公転はみるみる速くなっている。
そして時計の回転速度もそれと比例して速くなっているので、みんな気づかないだけ。
そしてやがて宇宙は膨張から収縮に転じ、ビックバン前の状態に戻るであります。ボヨヨ〜ン!
いづれにしても、2010年はアッと言う間に過ぎてしまったわけです。
そこで、2010年の総括を・・・。
2010年は、「小さな町の小さなライブハウスから」という本をきっかけに、
ニューヨーク郊外のほのぼのとしたウッドストックの町を中心に生まれた音楽に酔いしれました。
そのアメリカンルーツ音楽をベースにしたアメリカンフォークは、音楽業界のメインストリームから外れてはいるけれど、心豊かで、温かい何かを感じさせる、より身近な人間らしい音楽なのです。
ボビー・チャールズ、ジョン・セバスチャン、ポール・バターフィールド、ハッピー&アーティー・トラウム、ロリー(ローランド)・サリーetc
これらのほとんどは1970年代だから、30年以上も前の音楽だけど、全然古くない。
本当に良い音楽はいつの時代に聴いても良いものです。
ただ、これらは本国アメリカでもマイナーであまり聴かれていないようです。
もしかしたら日本人のリスナーの方が多いのではないか?というほど。
元々は、70年代に伝説の四ツ谷のロック喫茶「ディスクチャート」のレコード係をしていた我が音楽の師匠小宮さんと長門芳郎さんが好んでかけていた音楽らしいので、
当時20代前半の小宮さんと長門さんの音楽センスはすごいと言うしかない。
シュガーベイブなどもここから生まれ、多くのミュージシャンにも影響を与えた。
言うなれば現在の日本のロックの礎を築いたようなものだ。
長門さんはその後これらのミュージシャンと交流を持ちレコード制作やイベントプロデュースを手掛けるようになるわけで、本国でもマイナーな音楽の本質的良さを、ある意味本国のリスナーよりも理解し、世の中に広めようと努めたこれら長崎出身の諸先輩方の功績は多いに称賛されて良いと思うのであります。Good Job!
損得のみの商業的な世界で成り立つ現在のメインストリームの音楽業界では、残念ながら本質的に良い音楽は育ちにくいということなのか?
それにしても良い音楽の知名度があまりに低いのは、なんとかならないものかとつくづく思うのであります。
そしてこの超マイナーな亀沢ロックカフェでも、少し紹介しておくといたしましょう。
I Must Be In a Good Place Now
Bobby Charles のオリジナルは探せなかったので、
Vetiver & Fruit Bats というデュオのバージョンで
I must be in an good place now Bobby Charles 1972
Wild apple trees blooming all around
Imust be in a good place now
Sunshine comin' throgh a rainbow clored sky
Paints pretty pictures in my mind
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Oh what a good day to go fishin'
And catch the sunset in the hills
And dream of my yesterdays and tommorows
And hope that you'll be with me still
--------------------------------------------*
I saw a butterfly And I named it after you
Your name has such a pleasant sound
Love is all around and all I see is you
I must be in a good place now
*repeat
I must be in a good place now
Killing The Blues
Rowland Salley
Alison Krauss & Robert Plant
小宮先生の和訳とともに・・・・
Killing the blues Rowland Salley 1977
Leaves were falling just like embers
In colors red and gold they set us on fire
Burning just like a moonbeam in our eyes
Somebody said they saw me
Swinging the world by the tail
Bouncing over a white cloud.
Killing the Blues
I am guilty of something
I hope you never do because there is nothing
Sadder than losing yourself in love
Now, you ask me just to leave you
To go out on my own and get what I need to
You want me to find what I've already had
残り火のように木の葉が舞い落ちていく
紅色と黄金色で僕らに火を放つように
瞳に映る燃える月の光線のように
誰かが僕を見たんだと言う
追い風を受け宙を揺らすブランコに乗り
白い雲の向こうまで振り切って行く僕を
キリン‘ザ ブルーズ
なにかしら僕は罪深いんだろう
もう止めて欲しいと僕は願うよ
恋に自身を見失うほど悲しいことはないから
もう出て行って欲しいと君は言う
自分の道を歩み自分の必要なものを手にしろと
僕に探せと言ってるんだね
そんな物なんかとっくに見出した僕に
和訳:小宮やすゆう
参考サイト
70年代当時の日本のロック・ポップス界の黎明期は以下のサイトで垣間見えます。
●村松邦男氏の「シュガーベイブ」誕生物語
http://www.net-sprout.com/bandstory/index.html
<http://www.net-sprout.com/ 内のコンテンツ>
●シュガーベイブ外伝
http://recomints.com/c/magazine/b_n/s-b_tokusyu/webmagazine_s-b_tokusyu_1.html
●レコミンツWebマガジン(長門芳郎氏)
http://recomints.com/c/magazine/event_webmagazine
参考お勧めCD
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