マスターRoom
2ケ月経った
2011年5月12日
2ケ月経った。
3.11の災害から、この2ケ月で多くのことを学んだ気がします。
シーベルト、ベクレル、SPEEDI、御用学者に原子力安全・保安院 という聞きなれない言葉。
そして、最も驚くべきは、原発の放射能漏れという深刻な問題でも、時の政府や行政機関は、パニックとか風評とかの理由を盾に、国民に対して本当のことを本当に隠すものだ。ということ。これは誠に残念。
放射能の健康被害は、15年以上経たないとその影響は確認でいないということを逆手に取ってなのか?その頃には、もうどうせ担当してないし・・とか思ってるとしか思えないほどの無責任さ。
国際的合意の1年1ミリシーベルトの基準値を勝手に20ミリシーベルトに上げたことが、将来どのような影響を及ぼすのか?
放射能の影響については、1ミリを守るべきということから、極端な楽観論までさまざまだ。
テレビでは、ひところ放射能は危険じゃないよ、という学者が度々登場し、放射能は健康に良いとまで言い出す学者まで登場した。
「だってほら、放射能をたくさん浴びてきた私はこんなに今も元気・・」とか言っている。
放射能の影響は確率論的で、例えば1000人に1人がガンになるという危険値が、10倍になると、1000人に10人がガンになるということになる。
すなわち、1000人のうち990人には影響がなくても、10人にとっては大問題である。
ほら私は元気という学者さんは、確率論的に元気なグループに属しているにすぎないとも言える。
彼らが言うように、本当は危険じゃないかもしれない。
でも、それが分かるのは15年以上後のこと。
もし、彼らの説がウソや間違いだったら、彼らは責任取れないし、取らない。
だとしたら、元々決まっている1年1ミリシーベルトという基準値を守るということが妥当に決まっている。
もし、15年後にやっぱ危険じゃなかったということが証明されれば、それはそれでハッピーなことだ。取り越し苦労バンザイである。
20ミリシーベルトに上げた理由は、予算的な問題ということは想像がつく、でも原発の建設費を安くするために建設基準を低くして今回の惨事になったわけで、下手に予算を抑えれば、逆に膨大なツケとして回ってくるということが今回学習できたはず。
政府のレベル=国民のレベル だそうだ。
確かに政府や政治家は、私たち国民が選挙で選んだのだから、自分にも責任がある。もっともっと真剣に政治家を選ばないといけない・・・。
とにかく、将来の希望の星の子供たちを、大人が思慮深く守らないといけないと思うのであります。
やっぱり武田先生の考えが、一番しっくり来るのですよねぇ。
武田邦彦先生(中部大学)ブログ
それと、
台湾からの多大な寄附に対して、我が日本は、正式にお礼を言っていないということで、大変恥ずかしい。
台湾の方々、本当にありがとうございます!!
次の海外旅行先は台湾にします!
RCサクセション / サマータイム・ブルース
反原発のうた「サマータイム・ブルース」
20年も前に「やつらに安全は守れない!」って清志郎も言ってたんだ・・・